図書館、もっと身近に。便利になった今の図書館事情と、久しぶりに手に取った本。

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図書館、もっと身近に。便利になった今の図書館事情と、久しぶりに手に取った本。

最近、改めて感じていることがあります。

それは、図書館がものすごく便利になったということ。

私の実家から歩いて3分のところにある図書館は、私が大人になってからできたものなんです。

子供の頃は、図書館といえば自転車で25分かかる場所にあって、それでも本が大好きだった私は、時間をかけて通っていた記憶があります。

今は、毎週実家に帰っているので、その図書館をよく利用しているのですが、最近の図書館事情は本当に進化しているなぁとしみじみ思います。

地元の市には3つ図書館があるんですね。

図書館のLINEを友達登録しておくと、そこから本の検索や予約、貸出中の本の延長手続きまでできてしまうっていう。

昔の「図書館って、調べるのも手間がかかって…」みたいなイメージはどこへやら。

今や、スマホひとつで完結できる便利さがありがたくて仕方がありません。

昨日も、そのLINE機能を使って予約していた本を取りに行ってきました。

今回選んだのは、手塚治虫の「火の鳥 未来編」。

子供の頃に読んだ記憶はうっすらあるけど、細かい内容はほとんど忘れてしまっていたんです。(ムーピーのことだけは覚えてたけど)

ただ、

「あの時代に、あんなに壮大な未来を描いていたって、やっぱりすごいなぁ…」

という漠然とした印象は残っていて、久しぶりにじっくり読みたくなったのがきっかけ。

大人になってから改めて読んでみると、手塚治虫さんの作品が持つテーマの深さに圧倒されました。

「未来編」では、テクノロジーの進化や人間の欲望、自然破壊、そして人類が向かうべき未来について描かれていて、今の時代に読んでも、いや、むしろ今だからこそ、すごく心に響く内容ばかりでした。

当時、手塚治虫さんがこの物語を描いた時代背景を考えると、まだインターネットも普及していないし、AIなんて一般人には想像もつかないような存在でした。

それなのに、彼はもうその先の未来を見据えていて、人間の愚かさや希望、光と闇、そういった複雑な感情を「火の鳥」という存在を通じて物語に落とし込んでいたんです。

読んでいて、

「え、これって今の社会問題そのものやん…」

と思わされる場面が何度もあって。

これをきっかけに、「火の鳥」を最初から読み直してみようかな、と思っています。

子供の頃には気づけなかったこと、大人になったからこそ見えてくるテーマやメッセージを、今の私の目で受け止めてみたい。

あの頃は

「なんか難しい話やなぁ」

ぐらいにしか思っていなかった部分も、今なら違った解釈ができるかもしれません。

本の楽しみ方って、年齢を重ねるごとに変わるんやなぁ、としみじみ感じます。

これからも図書館は、私にとって身近で頼れる存在でいてくれると思います。

スマホでサクッと予約できる便利さも、もちろん嬉しい。

でも、やっぱり実際に図書館の中に足を踏み入れて、本が並ぶ棚を眺めながら

「次は何を読もうかな」

と考える時間もまた、特別なものだと感じています。

これからも、そんな時間を大切にしていきたいな。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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