プレゼントって、特別じゃなくてもいいの?

記事内に広告を含みます

プレゼントって、特別じゃなくてもいいの?

少し前に、とあるプレゼントをもらいました。

誕生日だった私に、その友達が贈ってくれたのは、センスの良い美容アイテム。

その友達は昔からおしゃれで、美容に詳しくて、私が自分ではなかなか買えないような、でも使ってみたいな〜と思っていた“ちょっといいもの”をいつも選んでくれるんです。

今回も例に漏れず、

「使ったこと無いけど、絶対にお肌に良さそうやん!」

というアイテムで、嬉しくって、さっそく使わせてもらっていました。

……そこから時を経て、半年以上経ったある日。

そのアイテムが“私だけの特別なもの”ではなかった、ということを、たまたま知ってしまったんです。

きっかけは、美容院での何気ない会話。

私もその友達も、そしてその友達の彼氏も、同じ美容室に通っていて。

美容師さんはとある手術を受けて、すごくよかったそうなんですね。

身体が楽になった、と。

私のその友達の彼氏も同じ症状で悩んでいて、美容師さんが手術の後押しをされたっていうのはちょこっと耳にしてたんですよね。

その美容師さんから、ぽろっと聞いたんです。

「あ、そういえば〇〇(友達)さんから、先日プレゼントいただいて…

 彼氏さんの手術の後押しをしてくれたからって言って。

 それがすごい素敵な美容アイテムだったんです~!(内容は私への誕生日プレゼントと全く一緒)」

え?同じもの?

その時の私の気持ちは、

「あ〜……そうなんや……」

って感じになっちゃって。

美容師さんとは笑顔でおしゃべりを続けていたけれど、心の中にはちょっとした波風が立ちました。

もちろん、そのプレゼントが気に入ってたし、うれしかったのは事実。

だけど、自分が「私のために選んでくれた」と思っていたものが、実は他の誰かにも贈られていたと知ると、なぜか、ほんの少しだけ“特別感”がしぼんだような、そんな気持ちになってしまって。

しかも私は「誕生日」という少し特別な日で、美容師さんは「手術の後押し」。

なんだろう、この感じ。

嫉妬とも違うし、怒っているわけでもない。

ただ、少しだけ寂しかったんです。

でも、時間が経つにつれて、ふと思いました。

「じゃあ、自分はどうなんやろう?」

たとえば、私も同じお菓子をいろんな人に配ったり、美味しかったからって、友達と母親に同じものを買ってあげたりする。

その時の私の気持ちは、確かに本物です。

誰に対しても“その人のことを思って”選んだのは間違いなくて。

じゃあ、友達もきっとそうだったんだろうなって。

美容師さんがある症状の手術経験者で、その経験を友達の彼氏にシェアしてくれた。

友達の彼氏が勇気を出して手術を受けて、毎日を快適に過ごせてるという感謝の気持ちをこめてプレゼントを贈った。

そのアイテムが、たまたま私と同じものだった。

うん。

やっぱり、そのプレゼントにはちゃんと“思い”がこもってたんだと思います。

それを知った私は、最初はちょっと落ち込んだけど、でも、「モノ」より「気持ち」に目を向けたら、ちょっとだけ、自分の中にあったモヤモヤがほどけた気がしました。

プレゼントって、どれだけ高価かとか、オンリーワンかどうかよりも、「あなたのことを思ってるよ」っていうメッセージを受け取れるかどうかなんですよね。

とはいえ、次回私がその友達にプレゼントを贈るときには、ちょっとだけ“私らしさ”を足して、
特別感を持って選びたいな。

そう思えたから、今回の“ちょっとびっくり”な出来事にも、感謝したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

●ランキング参加中!応援いただけると励みになります

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA