今回は前回の続きで完結編です。(前回も書きましたが、7年前のお話です)
タイでの出来事(上) タイでの出来事(中)リムジンタクシーは来るのか、来ないのか
帰国する日の朝、ホテルの受付に「タクシーは来ていますか?」と聞きに行きました。
「順番に呼ぶから、座ってまっていなさい」と言われ、所在なさげにチョコンと座って待っていると…。
「あなたのタクシーが来たわよ」と声をかけられたので、ドキドキしながら行ってみると!!!
ピンクのタクシーが来てる~!!!!!(どうしよ~!!!!!)
そう、リムジンタクシーは来なかったのです。
何度瞬きしても先輩が「絶対に乗ってはいけない」と言っていたピンクのタクシーが、私の目の前に。
困った。。。
でも、今からリムジンタクシーのことでごちゃごちゃ言ってると、飛行機に乗り遅れるかもしれない。。。
葛藤した挙句、危険なピンクタクシーに乗ることに。
ドライバーが激情型
金額は忘れたのですが、前日にホテルの受付女性が「普通のタクシーなら500バーツぐらいでいけるが、リムジンタクシーはこの3倍以上かかる」みたいなことを言われていたんですね。
なので、ホテルから空港までのおおよその金額を知っていたんです。
ピンクタクシーのドライバーは20代後半ぐらいの体格のいい男性でした。
「ドンムアン空港までお願いします」と伝えた後は、ご機嫌に運転してくれていたんです。
途中、彼が私の方に振り返り、「空港までは800バーツやから」(タイ語でしゃべりながら紙に800と書いて見せてきた)と言ってきたんですよ!
「異国の地でなめられてはいけない」と思い、ドライバーの彼に「NO!NO!NO!NO!」と。
「500バーツで行けると聞いてる」と。
相手も「800や!」と引かず。
「500バーツしか払わない」ともう一度伝えたら、ドライバーの彼はおもむろに電話をかけ始めたんです。
しかも、スピーカーで。(今思えば、運転してるからなんでしょうけど、威圧的な声が聞こえてきてちょっとビビりました)
すっごい激しいやり取りの電話で(タイでは普通なのかもやけど)、時折頭を掻きむしりだして。。。(この辺りから怖くて汗かき始めてた)
この辺から、恐怖を感じ始めたんですよね。(恐怖心から心なしか運転も荒くなってる気もして)
先輩の「ピンク色のタクシーには絶対に乗らないでね」って言葉が頭の中をグルグル回りだして。
果たして無事に空港にたどり着けるのか
そうこうしている内に、「ドンムアン空港は右へ」という標識が見えてきました。
なのに!なのに!
ドライバーの彼はそのまま直進したんです!!!
えーーーー!!!
私、このまま身ぐるみはがされて売られてしまうのかもしれん。。。(需要ないわ!という言葉は飲み込んでください)
この時は、本気で終った。。。と思いました。
心臓バクバクで、食い入るように外の景色だけを見て。(知らない場所に連れて行かれた時に、建物を覚えておけば目印になるかと思って)
冷汗がダラダラ流れ始めた頃、スーーーッと車寄せみたいなところに車を着けて、「着いたで」とドライバーの彼が言いました。
あれ?
違う道に行ったのに、無事空港に着いてる。
生きてる!
私、生きてる!!!
もはや、生きてるってことに感謝しまくりで、ドライバーの彼がいい人に見えました笑
トランクからスーツケースをおろしてくれてる彼に、「これ、チップです」と300バーツ渡したんです。
そしたら、今まで見せてくれなかった、少年のような笑顔で「ありがとう!!!」と。
結局タクシー代と合わせると、彼が最初に言ってきた「800バーツ」支払ったのですが、こんなに生きてることに感謝したのは初めてで!
先輩に報告
無事、帰国の途に着けそうと先輩に報告するため、ドンムアン空港で先輩に電話をかけました。
ピンク色のタクシーに乗車したことを伝えると
「えーーー!!!!とにかく無事でいてくれてよかった。。。気をつけて日本に帰ってね。」と。
ものすごく心配されました(´;ω;`)ウゥゥ
帰りもエアアジアに乗って、関空に到着した時は、ものすごくホッとしました~。
とーーーーっても濃い4日間で、私にとって初めての経験ばっかりで。
一人で海外に行くこともできる!って自信にもなった!
久しぶりに先日、パスポートを見たら、この時のタイ旅行以来、海外に行ってないなぁと。(コロナもあったから)
来年は一人で台湾旅行にチャレンジしてみよっかな。
初めての経験をいっぱいして、脳を活性化させていこうと思います!!!
これにて「タイでの出来事」完結です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
●ランキング参加中!応援いただけると励みになります