「言わなくても伝わる」は本当? 言葉にするって、やっぱり大事。
私は普段から、「伝えること」をとても大切にしてます。
たとえば、「ありがとう」とか「ごめんね」、「おはよう」や「いってきます」みたいな、いわゆる“どうってことない言葉”って言われるようなもの。
でもね、私はその“どうってことない言葉”こそ、ちゃんと口に出すことで、相手との距離感って変わると思うんです。
たまに、「言わなくても分かってほしい」とか「わかるやろ」って人がいてるけど、それって私はちょっと違うかなぁって思ってしまう。
だって、私たちってテレパスじゃないし笑
思ってるだけで伝わるなら、苦労しないですよね。
私がその辺りを気にするのは、「人に誤解や勘違いをされたくない」という気持ちが強いからかもしれません。
言葉が足りない場合、人は思いもよらない方向に考えを巡らせることがありますもんね。
なので言葉って、相手への思いやりの形なのだと思います。
嬉しい時、美味しいご飯を作ってくれた時、助かった時には、その喜びをすぐに伝えちゃいます。
これ、言われて嫌な思いをする人なんて、きっといないですもんね。

そんな私だからかもしれませんが、今、NHKで放送されているドラマ『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』を観て、めちゃめちゃ心を動かされてます。
このドラマは、辞書を作る人たちの物語。
一見地味に思えるかもしれませんが、言葉をひとつひとつ丁寧に拾い上げて、「定義」というカタチにしていく作業が、すごく面白くて、尊くて。
「辞書って、こうやって作られてるんや…!」
と驚きと感動の連続なんです。

私が子どもの頃、分からない言葉があればすぐに母に聞いていました。
そのたびに母は
「辞書を引きなさい。」
と言うのですが、当時の私はめんどくさがりで(今もですが)、
「え〜、今すぐ教えてくれたらいいやん。」
なんて思ってました笑
でもちゃんと、実家には国語辞典、漢字辞典、広辞苑…全部揃ってたんですよね。(同年代の方々は大体そうでしょうか^^)
今思えば、あの環境ってありがたかったです。
電子辞書やネット検索の便利さもあるけれど、紙の辞書って、調べたい言葉の前後も自然と目に入りますよね。
その“ついでの発見”って、実のところすごく学びになるんですよね。
このドラマを観ていたら、なんだか無性に辞書が欲しくなってきました!
まだ第2話までしか放送されていませんし、今から観ても遅くないと思うので、興味のある方はぜひ観てみてほしいです。
言葉って、ただの道具じゃない。
人と人とをつなぐ、大事な橋渡しだと思います。
だからこそ、今日も「ありがとう」って、ちゃんと声に出して伝えていきたいなぁと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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