最初は少し寂しかったけど、最後は嬉しさに変わった夏の出来事
今週、兄とのやり取りでちょっと心があたたかくなった出来事がありました。
以前、母から
「お兄ちゃんがお盆に車で東京から帰ってくる」
と聞いていました。
私はいつも原付で実家に帰るのですが、車が停められなくなるから今回は原付では無理。
「じゃあ土曜日に迎えに来てもらって、日曜日に送ってもらおうかな」
と思っていたのですが、母からの電話で
「お兄ちゃんは土日どちらも友達と予定があるらしい」
と伝えられました。
毎年お盆の1日は家族で出かけていたので、そのときは少し寂しくて、実家に帰ること自体やめようかな…と思ったほどでした。
そもそも毎週実家に帰ってるのって、母親がよく「一人だと寂しい」と他の人に言っているのを耳にしていたから。
兄が一週間程実家にいるのなら、母は寂しくないし、兄と食事をする時間がないなら、帰らなくてもいいかなぁと思えたりして。

でも木曜日の夜に、兄から直接電話があったんです。
話しているうちに、兄は私が
「土日しか実家に帰らない」
ということを知らなかったみたい。
かなり驚いた様子でした。
今年は万博に行くために、私は夏季休暇をそこに充てていたんです。
母が電話で兄に説明してくれているものと思い込んでいました。(思い込みはいけませんね)
「土曜日は迎えに行けないけど、日曜日は友達とランチに行くだけだから、夕方送ってあげられるよ」
と言ってくれました。
でもそれだと、せっかくの友達との楽しいランチなのに、時間を気にしながらになるのがかわいそうで、
「電車で帰るから大丈夫」
と最初は答えました。
でも
「ランチだけやから送れるから」
と言われ、ありがたくお願いすることにしました。

さらにその日の夜、兄から電話が。
「日曜日のランチを土曜日の夜ご飯に変更したから、日曜日は家族で出かけられるよ。」
その一言に、本当に嬉しくなりました。
最初はちょっとした行き違いで
「もう帰らなくてもいいかな」
とまで思っていたのに、事情がわかると予定を柔軟に変えてくれて、家族で過ごせる時間を作ってくれた。
兄のフレキシブルさに救われた瞬間でした。

昨日の金曜日に母に電話して、このことを伝えました。
「お母さんが行きたいところがあったら、そこに行こう」
と言ったのですが、返ってきたのは
「行きたいところなぁ…」
といつもの反応。
母は絶対に素直に
「行きたい!嬉しい!」
とは言わないタイプなんです。
それはわかっているけれど、少しは喜んでくれたらいいのになぁと思うこともあります。(でも人を変えることはできないので、こちらの気持ちの持ちようを変えるしかない)
母は道の駅が好きなので、
「新しくできた道の駅に行ってみる?」
と提案してみましたが、特別乗り気でもない様子。
でも、これまでも同じで、出発前はあまり期待していなくても、実際に行けば楽しそうにしている母の姿を何度も見てきました。
今回もきっとそうなるだろうな、と心のどこかで安心しています。
最初は小さな行き違いから少し気持ちがすれ違ったけれど、最後には
「今年のお盆も家族で出かけられる」
という楽しみにつながりました。
兄の柔軟さと優しさに感謝しつつ、母がどんな表情を見せてくれるのかも楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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