本のタイトルはふざけてるのに、中身がズドンと沁みる件
先日、実家に帰ったときのこと。
近くにある小さな図書館へ、ふらっと足を運びました。
実家に帰ると、時間ができたときにこの図書館に来るのがちょっとした楽しみなんです。
昔から本が大好きで、あの静かな空間に身を置いてページをめくっていく時間は、今でも特別な感じがします。

この日は3時間ほどゆっくりできそうだったから、
「最近ちょこちょこ読んでる原田ひ香さんの本を、1冊じっくり読んでみようかな」
と思っていたところで、ふと目に入ったタイトル。
『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』
……うん、インパクト、あるよね。
実は少し前にもこの本を見かけていて、その時も気にはなっていたんです。
でも「母親がこのタイトルを目にしたら、気にしてしまうんじゃないか」と思って借りずじまいだった本。
けど今回は、読むなら今しかない!と、その場で読むことにしました。
内容は6つの短編で構成されていて、6話のうち5話は「母と娘」にまつわる物語。
最初のほうはテンポよく読み進められたけど、物語が進むにつれて、どんどん胸の奥に迫ってくるんです。
そして6話目。
中盤あたりで、自然と涙が出てきました。。。
図書館で本を読んでいて泣いたのは、人生で初めてかもしれません。
涙が止まらなくなりそうで、焦って一度本を閉じました。
しばらく深呼吸してから、もう一度読み進めたけど、やっぱり泣けてくる。
泣けるけれど、暗い話じゃなくって。
最後には「清々しさ」や「前向きな気持ち」が残るような、そんな読後感。
たぶん、母との関係に「分かる…」と思える人ほど、響くものがあるんじゃないかな。
母との距離感、期待、甘え、反発、感謝…。
年齢を重ねた今だからこそ、響くものがあったのかもしれません。

「図書館で涙ぐむアラフィフ」
たぶん、はたから見たらちょっとした事件やったやろうなぁ笑(いや、誰も私の事みてないけど)
でも、それくらい胸に刺さった、大切な1冊になりました。
家で一人で読んでたら、間違いなく号泣してたと思います。
次の日、目を腫らすぐらいに!
でも図書館で読めてよかったです。
誰にも気づかれずに笑
静かな場所で、本の世界にどっぷり浸かれる図書館って、やっぱりいいな~と思います。
原田ひ香さんの小説って、知らない間に心の中にずいずい~っと入ってきて、読むことを辞められなくするんですよね。
今は「月収」という本を予約しています。
紹介文に
月にいくらあったら幸せ?
大ベストセラー『三千円の使いかた』と一緒に読んでほしい新作!
それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
とあって、今から読むのが楽しみです。
予約人数が結構いたので、まだまだ先になりそうですが、ゆっくり待とうと思います。
前にもブログで原田ひ香さんについて書いていましたので、よかったらこちらも覗いてみてください(^-^)

最後までお読みいただきありがとうございます。
●ランキング参加中!応援いただけると励みになります

にほんブログ村